拡大するエボラ出血熱

イママン

2014年10月30日 07:22

10月29日の世界保健機関(WHO)のエイルワード事務局長補の発表によると西アフリカを中心に猛威を振るうエボラ出血熱の死者(疑い例を含む)が5000人以上にもなったということです。死者数は約1カ月半で倍増しており、流行はさらに広まっているようです。死者を含む感染者数は1万3703人になりました。人類はこれまで、多くの伝染病で苦しんできた歴史があります。コレラやチフスなどの猛威ににより、数多くの人々が犠牲になりました。しかし、そのたびに科学と医学の力によって、これらの伝染病を克服してきたのです。今回のエボラ出血熱に対する特効薬や予防薬は、開発されていませんが、必ず解決するものと信じています。エボラ出血熱は、致死率は高く恐ろしいウィルスですが、インフルエンザのような驚異的な感染力はないので、何とか拡大を抑えることが、現在世界ができる最大の対策と言えるでしょう。

関連記事